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<明治安田J1:町田1-2広島>◇16日◇第1節◇町田ギオン
昨季2位のサンフレッチェ広島が同3位のFC町田ゼルビアに逆転勝ちを収め、開幕白星発進に成功した。途中出場の大卒新人FW中村草太(22)が決勝点の活躍をみせた。
明大産のスピードスターが勝負強さを発揮した。Jリーグデビューから5分後の後半32分、FWジャーメイン良のシュートのこぼれ球を押し込み、Jリーグ初得点。「たまたま自分のところに転がってきた。バウンドして難しかったですけど、とにかく枠に蹴り込むということを意識してそれがゴールという結果につながったのでよかった」と喜んだ。
12日のアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)でもプロ初得点を奪ったばかりで公式戦2戦連発。早くもトップレベルへ順応し、「チームの勝利に貢献できたことが一番うれしい」と声を弾ませた。
チームは前半、相手の固い守備に手を焼きリードを許したが、後半一気に逆転。その貴重な決勝弾を奪った。関東大学1部で得点王&アシスト王を史上初めて2年連続で成し遂げた黄金ルーキー。目標は10ゴール10アシストを掲げる。
ただ満足はしていない。現状、スタメン確保には至っておらず、判断スピードやプレーの精度にまだ差があると感じている。「与えられたポジションや時間で自分の持てる力を全て出したい」と力を込めた。【佐藤成】