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レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス(24)のサウジアラビアリーグ移籍の可能性が取り沙汰されていることに対して、ファンの意見が大きく分かれているとスペイン紙アスが15日に報じた。
現在、ビニシウスにサウジアラビアから巨額オファーが舞い込んでおり、移籍金3億ユーロ(約480億円)、5年契約の年俸2億ユーロ(約320億円)、総額10億ユーロ(約1600億円)という報道が出ている(※選手の給料は非課税)。
その一方、Rマドリードはサウジアラビア移籍を阻止するため、ビニシウスと契約延長交渉を開始したとも伝えられている。
この状況を受け、アス紙はウェブサイトやSNSを通じて、「Rマドリードはビニシウスと契約延長すべきか?それともサウジアラビアに売却すべきか?」というファン投票を実施(※18184人が回答)。その結果、「売却すべき」という回答が57・6%、「契約延長すべき」と答えた人が42・4%と、売却賛成派が反対派を上回る形となった。
この移籍が実現した場合、ビニシウスはネイマールが17年にバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍した際の2億2200万ユーロ(約355億2000万円)を大きく上回り、移籍金最高額の選手となる。
Rマドリードのアンチェロッティ監督はこの問題について、15日に行われるスペインリーグ第24節オサスナ戦前日の記者会見で、「うんざりしているが心配していない。彼は幸せそうに見えるし、我々と一緒にいる。これ以上付け加えることはない。その話は外部で話されていることで、ここでは話されていない。私にはビニシウスがいつも通り、大きな意欲を持っているように見ている」とチームを離れるとは考えていない様子を示していた。(高橋智行通信員)