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<練習試合:ヤクルト4-1広島>◇15日◇沖縄・浦添
広島二俣翔一内野手(22)が“実戦チーム1号”に続き、“対外試合チーム1号”を記録した。「4番二塁」で先発出場した4回、ヤクルト金久保の抜けたフォークをたたいて左翼席に運んだ。「練習からインコースをファウルゾーンからフェアゾーンにスライスで打つイメージで体の回転を練習していた。今日もしっかりバットをしならせたことで真っすぐきれいに飛んでいったと思います」。キャンプでの振り込みが成果となり、胸を張った。
昨季は内外野6つのポジションを守るなど、ユーティリティープレーヤーとして1軍に定着した。今年は便利屋から脱却するため、1月には巨人岡本に弟子入りするなど打力を磨いてきた。二俣を除く広島選手にまだ実戦での本塁打が出ていない中、10日紅白戦に続く1発で成長を示した。新井監督も「昨年1年間1軍にいたことが自信になっていると思う。内野も外野もしっかりと守れるから、こちらとしたら使いやすい。このままアピールしてくれれば、いろんな可能性があると思う」と高評価だ。それでも本人は「自分は“キャンプで調整”という立場じゃないので、とにかくアピールするしかない。これからもしっかりアピールして、いいものが見せられれば」。好アピールにも表情を緩めることなく、球場を後にした。