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<練習試合:西武2軍4-2四国IL・徳島>◇14日◇高知・春野総合運動公園
西武の若手バッテリーが“旋風”を止めた。
四国IL・徳島戦の7回、リリーフ登板した川下将勲投手(19)が先頭打者に安打を許すと、一塁の代走で登場したのは藤原佑外野手(18)だった。
昨夏の甲子園、大社(島根)の主力選手として夏の甲子園93年ぶりの8強入りという“大社旋風”に貢献した1人だ。
昨夏はプロ1年目で必死に汗を流していた川下も「聞いたことがあります」という相手。藤原が大きくリードを取り、2球目に二盗を敢行した。
藤原はいいスタートを切っていたものの、川下のクイックは優れ、古市尊捕手(22)の送球や二塁の野村大樹内野手(24)のタッチもお見事。しっかりとアウトに仕留め、NPBの意地を見せた。
また同じように甲子園で話題となり初優勝を成し遂げた京都国際から西武入りした沢田遥斗外野手(18)も右翼守備で途中出場。最終回に同点ピンチの芽を摘む見事なバックホームアウトをやってのけ、派手な実戦デビューを果たした。【金子真仁】