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中日井上一樹監督(53)は12日、2軍読谷キャンプを訪れ、ドラフト1位金丸夢斗投手(22=関大)らのブルペン投球を視察した。
1軍キャンプ地の北谷から移動した指揮官の到着を待って、ブルペンが動き出した。4球団競合左腕は満を持したかのように躍動する。キャンプ4度目のブルペン。しなやかなフォームからの力強いストレートに加えて、カーブ、スプリットと変化球も解禁した。捕手を座らせて2度目の投球数はキャンプ最多となる41球まで伸びた。投球後にはそのまま笑顔で会話が弾む。指揮官に対するプレゼンは上々の様子だった。
昨年5月に痛めた腰の影響も考慮し、スロー調整が続いていたゴールデン・ルーキーが新たな段階に踏み出した。