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【C大阪】仙台から復帰の中島元彦「大舞台は燃えるタイプ」J1開幕の14日大阪ダービーへ強心臓


セレッソ大阪のFW中島元彦が、約3年ぶりの復帰戦としてJ1開幕のガンバ大阪戦に臨む。かつてJ2ベガルタ仙台に期限付き移籍し、昨季には13ゴールを記録するなど活躍を見せた中島は、今季セレッソ大阪でチームの得点源として期待されている。中島はアタッカーとしての柔軟性と得点力を兼ね備え、特に今セレッソ大阪が必要とするゴール能力の向上が求められている。復帰戦となる『大阪ダービー』への意気込みを語り、コンディションを整えた状態での挑戦を前に自信をのぞかせている。新加入選手との連携強化も進んでおり、攻撃的なスタイルでの一歩を踏み出す機会となる。

取材に応じるC大阪中島(25年2月5日撮影)

セレッソ大阪の日本人エース候補、FW中島元彦(25)が14日のJ1開幕ガンバ大阪戦(パナスタ)で約3年ぶりの復帰戦に臨む。先発か途中出場か流動的だが、いずれにしても今季の命運を握る1人になる。

22年4月からJ2ベガルタ仙台に期限付き移籍していた中島は今季、約3年ぶりに古巣復帰。昨季は初の年間2桁得点となる13ゴールを記録し、J2優秀選手賞なども受賞。仙台をJ1昇格プレーオフの決勝まで導いた。

下部組織出身でプロ8年目となる中島は、大阪ダービーでの開幕に「みんな燃えていると思う。自分が試合に出られるか分からないが、アピールできればいい」と意気込んだ。

リーグでのG大阪戦は、仙台に移籍前に経験した21年5月2日(ヤンマー)の1試合のみ。当時はレビークルピ監督の下、後半18分に途中出場した中島が、11分後の同29分に右足で先制ゴールを決めている。

結果は追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。当時はコロナ禍で無観客開催だった。

「トップチームで出た大阪ダービーのリーグ戦は、あれだけ。あの時は無観客だったし、大舞台は燃えるタイプなので、その力を発揮できればいい。(今回のように)アウェーの方が燃えると思う」

C大阪は近年、日本人アタッカーの人材難が続く。昨季は全43得点のうち、FWレオ・セアラ(現鹿島)が21点を稼いだものの、2番手はMF田中、ルーカス、FWブエノの各3得点と低調。得点のにおいさえないのが現状だ。

センターFW、トップ下、2列目、ボランチも兼務できる中島は、柔軟性のあるパスワークや正確なFKなどが武器だが、現在のC大阪が求めるのは何より得点能力だろう。仙台で磨かれた感覚を、FWとして発揮するだけだ。

心情をストレートに表現する性格も、チームには数少ない。その強心臓は、J1歴代最多得点(191ゴール)を誇るOBのFW大久保嘉人さんの系譜かもしれない。

1月9日の始動日には、風邪のような症状で参加できずに出遅れた。「どうなるかと思った。正直、焦りがあった」というが、途中合流したタイ1次キャンプ以降は「(練習試合で)90分もできたし、コンディションはだいぶ上がってきた」という。

新加入のハットン、チアゴのブラジル人FWとの連係も「彼らの特長、個性もあるので、生かしてあげるようなプレーもしたいし、自分の特長も、だいぶ分かってもらえたかなと思う」と、自信を深めている。

アーサー・パパス監督(44)の攻撃的サッカーについては、「チーム全体で勢いあるサッカーができると思う。いい方向にまとまっていける」。J1では21年の12試合2得点しか実績がない中島が、14日金曜日夜に1試合だけで開幕する大阪ダービーで、新たな1歩を踏み出す。

◆中島元彦(なかじま・もとひこ)1999年(平11)4月18日、大阪市生まれ。C大阪U-18(ユース)から18年プロ契約。20年途中で当時J2の新潟へ期限付き移籍、21年C大阪復帰し、22年4月にJ2仙台へ期限付き移籍。本職はFW、MFなど攻撃的な位置だがボランチも可能。両足でのFKも武器。J1通算12試合2得点、J2通算138試合28得点、J3通算78試合19得点。171センチ、71キロ。愛称「もっくん」。

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