日本ハム山本拓実投手(26)が6日、沖縄・名護での春季キャンプでフリー打撃に登板した。
この日は第2クール初日。「試合に入る前にしっかりバッターに投げたいなと思ってた」と、松本剛と五十幡へ計41球をすべて直球で投げ込んだ。打者への投球は今年に入ってから初で、「こう投げたら前に飛ばされるんだなとか、こう投げたらファウルが取れるんだなっていうのはをいろいろ試しながら投げられたので、すごくいい練習になった」と、手応えを口にした。今後は11日の楽天との練習試合(金武)に登板予定。
昨季は中継ぎとして36試合に登板し6勝0敗、防御率1・82と安定感のある投球を続けた。新庄剛志監督(53)は、ファンの前で今季の抑えを田中正義投手(30)と斎藤友貴哉投手(30)を指名しているが、この発表に山本の闘志に火が付いた。「(12月に)ダイレクトメッセージで、『来年は僕が抑えを取ります』っていう風に言わせて頂いて。『可能性あるからね』って言ってもらったので。やっぱりそういう言葉を信じて、自分のやれることをやりたいなと思います。自分の希望というより、負けず嫌いが出てる」と心境を明かした。