
テレビ朝日は4日、「報道ステーション」で日本ハム新庄剛志監督(53)を特集し、松岡修造氏(57)が「新庄式の新常識」をテーマに取材を行った。
新庄監督と松岡氏は、同日に沖縄・国頭村で行われた若手主体の紅白戦を視察。昨季6試合の出場にとどまった今川優馬外野手(27)が、3回2死で左腕北浦から“12球団1号”となる本塁打を放った。新庄監督は「良いアピールしましたね、今川君」と松岡氏に歩み寄ると、同氏も「良いホームラン」と相づちを打った。
だが新庄監督は「いや、そこじゃないんですよ。その前の打席なんですよ」と話すと、松岡氏は「え? 違うの?」と驚きを見せた。指揮官は今川の第1打席を高評価。左腕根本に対し、フルカウントから膝下に食い込むスライダーを見送り、四球を選んでいた。新庄監督は「3ボールになって打ちたいところを、しっかりタイミングを早く取って、フォアボールを選んだところにポイントがある。僕が見に来てるってことを知ってて、自分が打てるボールまで待って、来なかったから見逃したっていうところに合格点を与えたい」と語った。
最後に松岡氏は「この2軍の試合をワクワクして見てるって事ですよね?」と問いかけると、新庄監督は「もうもうもう。もしかしたら1軍の試合より集中して(見ている)。この子たちが1軍に上がってきたら、また争いが激しくなるから、すごく(1軍に)上がって来てほしい」と期待を寄せた。