
鹿島アントラーズのFW田川亨介(25)のニックネームは「村長」? 田川が5日、鹿嶋市内の練習後に取材に応じ「劇団鹿島」の反響を明かした。DAZN「やべっちスタジアム」で、キャンプ期間中に選手がチームを撮影する人気企画「デジッちが行く!」が放送され、鹿島は昨年に続いてDF安西幸輝(29)が“プロデューサー”を務める「劇団鹿島」の寸劇「桃太郎2」を発表。鬼(DF植田直通)退治に敗れた桃太郎(安西)が一行が、瀕死(ひんし)の状態で村に戻ることから始まるストーリーで、田川は桃太郎にカツを入れる「村長」の役で出演した。
田川は「勝手にキャスティングされていました。僕、若手じゃないんですけど…。ハヤくん(GK早川)は同じ年なのに(キャストに)入ってなくて、(安西に)言ったんですけど流されました。拒否権なしです」と苦笑。
X(旧ツイッター)などSNSでは、放送と同時に「劇団鹿島」がトレンド入りするほど注目を集め、1日のプレシーズンマッチ・J2水戸ホーリーホック戦で同点弾を決めたときも「村長」と、劇団鹿島の役名で呼ばれる一幕もあった。
田川は「反響はちょくちょくあります。友達に村長と言われるとむかつきますけど、全然いいです。幸輝君がいいキャラをつけてくれて感謝しています」と「村長」のニックネームを歓迎した。
水戸戦では左サイドハーフで先発し、持ち味のスピードを生かした裏に抜ける動きで好機に絡んだ。昨夏、鹿島に加入も負傷離脱が長かったが、体と向き合う時間を増やし、大きな離脱なく仕上げてきた。田川「けがさえしなければ、全然、自分も出せていける」と自信を見せる。ピッチでも「劇団鹿島」同様、存在感を発揮する覚悟だ。