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【清水】下部組織出身の北川航也が2季連続主将「キャリアハイ超えたい」18年にJ1で13得点


J1清水エスパルスはFW北川航也(28)が2季連続でチームの主将を務めることを発表。北川はクラブ下部組織出身者で、昨年に続き主将としてチームを牽引する。北川は全選手に対し「タイトルを取りたい」と一丸となって戦う意欲を示した。彼は清水のジュニアユースを経てトップチームに昇格、欧州移籍を経て2022年に復帰。昨季はチーム最多の12得点を挙げ、J2優勝によるJ1復帰に貢献した。秋葉忠宏監督は北川の影響力に期待し、チーム全体の志向を強調した。北川は今季も得点記録の更新を目指し、16日の開幕戦に向け勝利を誓っている。副将には4人の選手が任命されている。

2季連続で主将を務める清水北川(手前)

J1清水エスパルスは4日、今季主将にFW北川航也(28)が就任すると発表した。下部組織出身のエースは昨年に続き、2季連続でキャプテンを務める。

チームは鹿児島キャンプ後2日間のオフを挟み、静岡市内で練習を再開した。北川もフルメニューを消化。ピッチで主将就任が発表されると、選手の前で決意表明した。「みんなには『このクラブでタイトルが取りたい』と伝えた。誰かに頼るのではなく、チーム全員がそういう気持ちで戦ってほしい。チームにはそこを求めたい」と一丸で戦うことの重要性を説いた。

北川自身は清水のジュニアユースでプレーし、ユースを経てトップチームに昇格。欧州移籍で1度はクラブを離れたが、22年夏に復帰した。クラブ愛は誰よりも強い。秋葉忠宏監督(49)も「このクラブを見て、プレーして育っている。引っ張っていきたいという思いをぶつけてくれるだけでみんながついてくると思う。航也らしく引っ張っていってほしい」と期待を込めた。

昨季はチーム最多12得点を挙げ、J2優勝でのJ1復帰に大きく貢献。今季も数字にこだわりながらプレーする。目標は「キャリアハイを超えられるように自分としても成長して、チームの結果に結び付けたい」。2018年にJ1で13得点を挙げたシーズン最多得点の更新を目指す。

この日の練習後には節分にちなんだ「豆まき」のファンサービスを行い、サポーターと交流。「どんな時も一緒に戦ってほしい」と共闘を呼びかけた。16日の東京ヴェルディとの開幕戦(国立)までは2週間を切っている。北川は「国立で勝てるチーム、勝てる選手になりたい。勝っていい弾みをつけたい」と勝利だけを見据えた。

副将は宮本航汰(28)、DF住吉ジェラニレショーン(27)、DF山原怜音(25)、GK沖悠哉(25)の4人体制で主将をサポートする。【神谷亮磨】

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