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【DeNA】東克樹 魔球50・3cmスライダー披露「過去に戻るんじゃなくて進化した状態で」


DeNAの東克樹が宜野湾キャンプでブルペンに入り、34球を投げた。内容に満足し、ブルペンキャッチャーからも良いフィードバックを受けた。スライダーの曲がり幅目標を40センチ以上とし、実際に40〜50センチの幅を記録。自身のスライダーを23年よりも進化させ、打者の反応を引き出す狙いがある。昨シーズンの成功を基に、さらなる進化を目指して開幕投手に名乗りを上げる。バウアーの復帰がさらなる挑戦を生むが、チームの一員としてトップの座を目指す意気込みを語った。

ブルペンで投球練習するDeNA東(撮影・鈴木正人)

DeNAの開幕投手候補・東克樹(29)が沖縄・宜野湾キャンプの4日、初ブルペンで34球を投じた。「感触としては悪くなく、ブルペンキャッチャーの方にも『強い球が来ている』とおっしゃってもらった。僕自身の感覚と受けている側の感覚がマッチしていたので良かった。真っすぐも強い球が投げ込みましたし、スライダーも目標とする数値をクリア出来たので良かったです」と振り返った。

目標とする数値とは-。「スライダーの曲がり幅。40センチ以上は曲げたい。そこはクリア出来て、今日は40~50センチの間だったので」と23年の時に計測した50・3センチも記録した。スイーパーのような軌道が目標。「対左、対右にも使えるように、23年のスライダーより、24年のスライダーの方が曲がり幅が小さくなっていたので、そこをもう1度戻す」と話した。

あくまで戻すのではなく、23年の時より進化を目指す。「空振りを取りたい、打者の目線をうまく外したいってのもありますし、昨年より曲がることで打者も考えることがありますし、ストレートや他の球種もいきてくる」と狙いがある。「23年の原点回帰というか、それより進化する。過去に戻るんじゃなくて、それより進化した状態で投げていきたい」と青写真を描いた。

激化する先発陣の争いの中で、圧倒的な存在となる。昨季まで2年連続2桁勝利をマーク。2年連続3度目の開幕投手の筆頭候補で、エースとしての活躍も期待される。「強い気持ちを持ってやっていきたいと思いますし、バウアーも戻ってきましたし、またチームとしてのライバルが増えたので、負けないようにしっかりと、そこの座を狙って頑張っていきたい」と強い決意を語った。

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