
「ビッグ・ツナ」は得意球も武器も変化球だ。ロッテに新加入した前タイガースのブライアン・サモンズ投手(29)が3日、キャンプ地の石垣市中央運動公園野球場で初のブルペン入りをし、26球を投じた。
カーブ、フォーシーム、カットボール、スプリット、スイーパーとすでに5種の変化球を操る左腕だが、新たにツーシームを練習中。「特に左バッターを打ち取れる確率が高くなるし、右バッターにも有効な投球になるんじゃないかなっていう気持ちで、1つ武器を増やそうかなと思った」と新球挑戦への意図を明かした。「今日のブルペンに関しては、フォーシーム、スイーパーがちょっとしっくりきた」と手応えも語った。
タイガース時代の愛称は「ビッグ・ツナ」。「ビッグ」は身長193センチの長身から。「ツナ」はサモンズ→サーモン→同じ魚のツナと変化した。「沖縄のツナはまだ食べてないです。これから食に関する文化とかも学んでいきたい。一番楽しみは石垣牛。休み前は初めての焼き肉を堪能したい」とすでにウキウキの様子。さまざまな変化を駆使して相手を翻弄(ほんろう)していく。【星夏穂】