
21年ドラフト1位のDeNA小園健太投手(21)が沖縄・宜野湾キャンプの3日、2度目のブルペン入りを果たした。
「最初は入るか入らんかみたいな感じだったんすけど。試したい変化球が…。変化球が投げてなかったんで、前回ちょっと変化球も投げたいなっていうのを思っていて。ちょっと球数少なめで、入ろうという感じで」と話した。見守った三浦大輔監督(51)からは“注意”された。「『もう力入りすぎや』みたいな。『入れる時に力を入れたらいい』みたいな感じで言われて、その通りだなと思いました」と焦らず、上げていく。
先輩の武器を自身のモノにしていく。「坂本さんに教えてもらったんで、試してみたいなっていうのはあって。去年やっぱり、あんだけ空振り取ったボールがあって、自分の武器になればいいことしかないと思うんで、そういうのもちょっと試しながらやってみました」。昨季本格的にリリーフに専念した左腕の坂本は、チェンジアップを駆使し、キャリアハイの48試合に登板。1勝1敗、13ホールド、防御率2・20の好成績をマーク。右腕の小園だが、引き出しを増やす。
チェンジアップ自体、多投していなかったこともあり、新球種との出会いとも言える。「もう握り方とかも投げ方も全部違うんで、そういうイメージも照らし合わせながらっていうのはありました」と新たな感覚とにらめっこ。「チェンジアップの球速差は、真っすぐに比べて10キロぐらいしか変わんないんで、結構イメージとしてはいいと思いましたし、回転効率も90パーセント後半にずっと乗ってたんで、そこは良かったんですけど、落ち幅ってとこで、まっすぐともう少しだけ差つけれたらなっていうところです」と先を見据えた。
ルーキー3人もブルペン入りするなど、競争は始まっている。「もう新しい人というよりかは、僕自身がやっぱり、なんて言うんすかね、元々食い込めてない状態なんで、やっぱりもう自分はやっぱり一番下のだと思ってるんで、新しい人がどうこうっていうのは、やっぱり全員しっかりその枠の中に入るために意識をしてます」とアピールを続けていく。