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【阪神】森下翔太はじっくり仕上げる「人のためにはやらない」自然体で打撃磨く1カ月に


阪神タイガースの森下翔太外野手(24)は、沖縄・宜野座キャンプで自分自身と向き合う姿勢を強調した。キャンプ前の自主トレを終え、本格的にキャンプが始まる中で、「自分のためにやるべきことを淡々とやっていく」と述べ、チームの4番候補としての期待に対しては重圧を感じていないと語った。キャンプ期間中は紅白戦や楽天との練習試合が予定されており、森下は打撃の向上を目指している。特に「インサイドアウト」の打撃を意識し、その日の状態に応じた最適な練習法を見つけることを目指している。また、森下は複数ポジションの補強を図り、右翼守備を基本としながら、危機管理の一環としてさまざまな状況にも対応できるよう準備を進めている。

キャンプ前日のミーティングに出席する阪神森下

阪神森下翔太外野手(24)が自分と向き合う沖縄・宜野座キャンプを送る。2日間の先乗り合同自主トレを終え、いよいよ本格的にキャンプが開始。「本当に、自分のやるべきことを淡々とやっていくだけ。人のためにはやらないです。自分のために」と強調した。

藤川監督からは4番候補として期待を受ける。それでも「特に思っていない」と重圧は感じていない。2月8日、9日には初実戦となる紅白戦、15日には練習試合・楽天戦(宜野座)も予定。ほどなくして始まる実戦にも、森下は泰然自若だ。「2月、3月にめちゃくちゃいい成績を残しても仕方がない。ある程度アピールしないといけないけど、結果はいいです」。

打撃を磨いてきた自主トレ期間では、バットを内から出す「インサイドアウト」の意識を体に染みこませた。キャンプでもその延長として、1日1日の状態に合わせた課題と向き合う意気込みだ。

「その日の『やるべきことはここ』というのがある。状態だったりバッティングの感覚で、最適な練習方法を見つけてやっていきます」。あくまで自然体を継続。頼もしい4番候補が1カ月間、じっくりと状態を仕上げていく。【波部俊之介】

○…森下も例外ではなく複数ポジションに備える。筒井外野守備走塁チーフコーチは「まずはそこをしっかり」と右翼が基本線と強調し「あとは危機管理。何かあった時に森下や佐藤輝が動かないといけない。やっておけばこの先、ライトの守備にも生きてくると思う」と説明した。中堅の経験はプロでもあるが、基本は近本が固定される。経験が浅い前川は左翼守備に集中させるプランだ。

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