楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(21=明大)が、“試運転”を完了させた。1月31日、キャンプ地の沖縄・金武で行われた自主トレに参加。新人以外のチームメートと練習をするのは初めてだったが「まずは軽くですけど、先輩方と一緒に練習して、いろいろ話もできたので良かったです」。キャッチボール、ノック、フリー打撃などのメニューを黙々とこなした。
ノックでは同じ遊撃が定位置の村林とともに軽快にボールをさばいた。先輩とも積極的にコミュニケーションを図ったそうで「村林さんとか、あとはバッティングしていた辰己さんとかにシーズン入っていく中で、どんな感じだよっていうのは話してもらいました」と助言を受けたという。
楽天の今季初実戦は11日の日本ハム戦(金武)で、この一戦が宗山のデビュー戦となりそうだ。三木監督は「いける状態やったら、試合に出すべきだと思う。本当に彼は注目されてると思うから、皆さん(報道陣)もこうやってたくさんね、来てくれてるし。非常にチームにとってはすごくいいこと。その可能性は高い」と見通しを語り、守備位置も遊撃と明言した。
1年目のキャンプがスタートする。開幕前の3月下旬に発売予定の「2025MyHEROタオル」は、宗山のものだけ1日から先行販売される。フィーバー必至だが、本人は至って冷静だ。「もうほんとこれからなので、成長できる期間にしたいです」。背番号「1」をつけた黄金ルーキーが、いよいよベールを脱ぐ。【山田愛斗】