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<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):アストンビラ4-2セルティック>◇29日(日本時間30日)◇1次リーグ第8節◇アストン
セルティック(スコットランド)の日本代表MF旗手怜央(27)はアウェーのアストンビラ(イングランド)戦に先発し、アシストを含む2点に絡んだ。惜しいミドルシュートも放つなど好プレーを連発し、後半37分までプレー。しかし試合は2-4で敗れた。
FW前田大然が前節の退場処分で出場停止。FW古橋亨梧がフランス1部レンヌへ電撃移籍し、1週間前の試合に3人そろって先発出場していたチームにあって、旗手1人の出場となった。
アストンビラFWロジャーズに開始から5分で2点を奪われるまさかのスタートとなった。
しかし、セルティックの司令塔、旗手が巧みなパスワークで試合を立て直した。前半36分、旗手は中央でパスを受けると鮮やかなワンタッチスルーパスを左サイドバックのテーラーに通し、そのクロスボールからこぼれ球となったところをアイダがゴールした。
1点差とし、続けて前半38分だった。今度は右でスルーパスを引き出すと、すかさず絶妙なグラウンダーパスをゴール前のFWアイダに通した。フリーとなったアイダがワンタッチゴールを奪い、1点差とした。
後半も旗手が中盤のあらゆる位置に顔を出し、ゲームをコントロールした。だがアストンビラの攻勢を受け、15分にカウンターからFWワトキンスに勝ち越し点を許した。
後半22分にはPKを与えたが、キッカーのワトキンスが軸足を滑らせ、右足で蹴ったボールは軸足に当たってゴールから大きく外れた。この1点で流れはセルティックに傾くかと思われた。
そして後半27分、旗手はペナルティーエリア外から右足を振ってゴールを狙う。左隅を狙ったカーブ回転の鋭いボールだったが、わずかに30センチほどゴール左に外れた。狙い通りのミドルシュートだっただけに、思わず天を仰いで悔しがった。
1点差を詰められない中、旗手は後半37分に途中交代となった。その後の追加タイムに自陣でのスローインを下げたところ、カットされるまさかのミスが出た。薄くなったゴール前に持ち込まれ、またロジャースに決められて2-4。ハットトリックを許した。
古橋が去り、前田不在も試合に大きく影響した。それでも旗手の存在感は目立った。セルティックは3勝3分け2敗の勝ち点12で21位となり、決勝トーナメント(16強)進出をかけたプレーオフに臨む。