![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports/2025-01-29/b9199ab08eaa1af42c90f0fe34a01996_lg.jpg)
世界一コンビが再結成された。巨人戸郷翔征投手(24)が29日、宮崎市内で行われた1軍合同自主トレに参加。ブルペンでは、新加入の甲斐を相手に立ち投げで13球を投げ「日本一に何度もなったキャッチャーなので、僕としても任せやすい。どんな配球をされるのか楽しみですし、早く試合で投げてみたい」と胸を高鳴らせた。
突然の再結成だった。「(甲斐がブルペンで)たまたま待ってたので、『お願いします』って言って。投げる気なかったんですけど、キャッチボールの感覚もある程度良かったので」と、23年WBC中国戦以来となるバッテリーが実現。投球後には笑顔で言葉を交わす場面もあり「シーズン中になってから会話じゃ遅いんでね。今のうちに話しておこうと」。対話を重ね、シーズンへ準備を進める。
投手としての引き出しが増える期待もある。昨季は大城卓、岸田、小林の3人とコンビを組み「人によって全く違う」と、捕手によってリードが大きく変わることを熟知。だからこそ「どっちかというとセ・リーグは変化球のほうが比重が重いので。真っすぐが多くなることへの楽しみがありますし。いいきっかけになるんじゃないかな」と思い描いた。
長年、チームを支えてきた菅野が米大リーグのオリオールズに移籍。24歳の若さにして、大黒柱の活躍が求められる右腕は「(優勝を)経験したことないピッチャーには、僕らがそういう世界を見せてあげたい」。数々の歓喜を味わってきた扇の要とともに、日本一の頂を目指す。【水谷京裕】