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【センバツ】東洋大姫路が3年ぶり甲子園 履正社で全国V導いた岡田監督は母校で初「ホッと」


東洋大姫路高校が3年ぶりに甲子園出場を決定しました。これは2022年春以来の快挙です。岡田龍生監督にとっては、母校の監督として初めて甲子園での指揮を執ることとなり、特別な喜びを感じています。岡田監督は以前、履正社を率いて全国制覇の経験がありますが、今回は母校を再び全国レベルに押し上げることに成功しました。チームは昨秋、阪下漣投手と共に兵庫、近畿を制し、明治神宮大会で4強に進出。今春のセンバツでは優勝候補の一つとされています。選手たちも甲子園での全国優勝を目標に掲げ、自主性を大切にしつつ成果を上げています。

センバツ出場を決め喜ぶ東洋大姫路ナイン(撮影・石井愛子)

<第97回選抜高校野球:選考委員会>◇24日

東洋大姫路(兵庫)が22年春以来、3年ぶりの甲子園出場を決めた。履正社(大阪)を率いて19年夏に全国制覇した岡田龍生監督(63)にとっては、22年4月から就任した母校の監督として初めて甲子園で指揮を執る。「ホッとしている。母校に帰ってきて、本当に甲子園に戻れるかなと思いながら3年目を迎えたが、思ったより早かった」と喜びもひとしおだった。

名将の目尻が下がった。午後4時ごろ。同校でネット中継で甲子園出場決定を確認すると表情が崩れた。「履正社で13回出さしてもらって、母校のユニホームで出ると選手時代に戻ったような感じ。初出場のような気持ちです」と喜びを表現した。

昨夏は11年ぶりの夏4強に導き「帰ってきたかいがだいぶあった」と名門復活へ確かな1歩を刻んだ。当時からエースだった最速147キロのプロ注目右腕、阪下漣投手(2年)を擁して昨秋は兵庫、近畿を制し、明治神宮大会4強入りと躍進。今春センバツでは優勝候補の一角として聖地へ戻る。阪下も「甲子園に選ばれてうれしい気持ち。一戦必勝でチームを全国優勝に導きたい」と言い切った。

岡田監督は「古豪を強豪校に」と母校復活を誰よりも願い、就任3年目で再び全国レベルに押し上げた。自主性も大事にしており、「100%ではないけど少しずつは分かってきてくれてるのかな。そうでないとこの成果も出てない。僕の中でできすぎかなというところもありますけど。この経験値をセンバツでも生かしてほしい」と手応えも感じている。

岡田監督は履正社時代に阪神井上らを擁して19年夏に全国制覇。「履正社の経験も踏まえて、このチームは全国でもやれるだけの力はある」と太鼓判を押すほどに成長した。

2校で全国優勝した監督は原貢監督(三池工、東海大相模)、木内幸男監督(取手二、常総学院)、上甲正典監督(宇和島東、済美)、吉田洸二監督(清峰、山梨学院)の4人だけ。まずは同校を11年夏以来の聖地白星、そして母校を日本一へと導く。

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