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【広島】中村奨成キャンプ初日照準「100%で入っていけるよう」新井監督ゲキ胸に自主トレの日々


広島カープの中村奨成外野手が、廿日市市の大野練習場で始まった合同自主トレに合流しました。中村選手は、鹿児島で護摩行を行い、さらに福山市内でトレーニングをしながら、2月1日の春季キャンプ開始に向けて体調を整えています。昨年オフの新井監督からの励ましの言葉を胸に、例年よりもハイペースで調整を進めています。特に打撃フォームの改善を目指し、右股関節の使い方に注力し、無駄な動きを省くことに焦点を当てています。キャンプに向け、より良い状態で挑むための準備が進行中です。

フリー打撃する広島中村奨成外野手(撮影・前原淳)

広島中村奨成外野手(25)が22日、広島・廿日市市内の大野練習場での合同自主トレに合流した。9日から3日間は鹿児島・最福寺で護摩行を行い、21日までは福山市内で昨季まで広島に在籍していたトレーナーの下でトレーニングを積んできた。「2月1日に100%の力で入っていけるように準備はしています」。例年よりもハイペースで調整している。

今オフは、新井監督からの言葉を胸に過ごしている。「練習に取り組む姿勢も大人になっていると思う。シーズンオフをどう過ごすかが大切。来年、自分のすべてをかけるんだという気持ちで、このオフを過ごしてもらいたい」。3年ぶり参加となった昨秋キャンプ終了時、メディアを通して指揮官の言葉が刺さった。それだけに、春季キャンプ初日からのアピールが大事になる。「春に、秋より良くなっているなと見てもらわないといけない。意識しながらできた」。高いモチベーションを維持できたことでさらに調整のペースは上がった。

昨秋キャンプで無駄な動きを省いた打撃フォームの完成度を高めるため、下半身を強化。特に最小限の動きでバットに力を伝えるため、右股関節の使い方を改良してきた。「軸足を大事に。秋(キャンプで)監督にアドバイスをもらったことも取り入れつつやっていた」。残り10日となったキャンプインに照準を合わせている。【前原淳】

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