2025年の米国野球殿堂表彰が21日(日本時間22日)、米ニューヨーク州クーパーズタウンで発表され、メジャー19年間で通算3089本安打を放ったイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、資格1年目で選出された。
19年のマリアノ・リベラ(ヤンキース)以来、史上2人目となる満票にはわずか1票届かなかったが、得票率は99・7%。それほどの得票率だったにもかかわらず、発表を待つイチロー氏の心境は意外だった。
「15分過ぎてもなかったので、ひょっとしてないかもしれないという不安の方が強く途中なってきて、すごく、ほっとしました」と、胸の内を明かした。日本人選手としてだけでなくアジア人初の快挙で、日米同時の殿堂入りという偉業。「これからたぶんいろんなことを思い返して、いろんな感情が出てくるんだと思います」と語った。