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【阪神】藤川監督「選手は課題に没頭 チームとしては凡事徹底」キャンプのテーマ/一問一答


阪神タイガースは、西宮市で行われた首脳陣のスタッフ会議で、2月に予定されている春季キャンプのメンバーと新たな方針を発表した。若手選手が宜野座組に抜擢され、複数ポジションでの練習が予定されている。また、「1軍」や「2軍」の呼称を廃止し、「宜野座組」「具志川組」と改めた。藤川監督は、引き続き「没頭」をテーマに選手たちに取り組む姿勢を強化し、「凡事徹底」という新たなチーム目標を掲げた。ドラフト1位の伊原選手に対しては、寒い1月を考慮し、具志川スタートが検討されている。若手選手にとって2月は成長の機会であり、細部まで注視されるようにコーチにも指示が出された。藤川監督は、個人のスキルアップだけでなく、チームとしての組織力強化を重要視している。

合同スタッフ会議を終えた藤川監督は取材を受ける(撮影・上田博志)

キャンプでも球児流! 阪神は21日、兵庫・西宮市内で首脳陣のスタッフ会議を開き、2月の春季キャンプのメンバーを発表した。高卒2年目の山田脩也内野手(19)、同3年目の井坪陽生外野手(19)を始め、中川勇斗捕手(20)、高寺望夢内野手(22)と若手を主力が集まる宜野座組に抜てき。複数ポジションの練習をさせる方針を明かし、また1、2軍の呼び方を撤廃し「宜野座(ぎのざ)組」「具志川(ぐしかわ)組」の呼称となること決まった。阪神藤川監督一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-スタッフ会議で伝えたことは

「選手はすごく準備をしながら今やってますけど、我々も早く準備を整えて2月1日を迎えないといけないというところで、一丸になっていきましょうということは伝えました」

-秋季キャンプは「没頭」がテーマ。春季キャンプのテーマは

「『没頭』は継続ですね。2月はチームプレーもあるんですけど、まだまだレギュラーの選手だったり、やりたいことをたくさん、課題を持っている選手がいますから、そこを没頭してもらって、チームとしては『凡事徹底』を今度は掲げてやっていきたいなと思っています」

-当たり前のことをしっかりやるということ

「もちろんそうですね。開幕が近づけば近づくほど、リスクを管理しなければいけませんし、まだまだ若い選手には、2月はチャンスですけれど、細かいところをしっかり見るようにとコーチにも伝えていますから」

-ドラフト1位の伊原は先日、焦らせないためにも具志川スタートを検討していると

「1月は寒いから、ゆっくり見守りますと言ったんです。その通り、ゆっくり仕上げてくれて、2月入っても油断はできないですけど、現状では僕の思っている通り、ゆっくり、じっくり仕上げて来てくれているなというところです。あの時は1月の話をしていたつもりです」

-複数ポジションを守らせる方針は、佐藤輝らにはこれから話をするのか

「チーム方針ですから。個人方針ではないですから。チーム方針に関しては従ってもらいます。それがチームです。個人でどんな打撃練習をするとかいうのはもちろん構いませんが、2月はもう組織ですから、チームで動くので。それがチームです」

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