1、2軍の両指揮官が“新・虎の穴”を絶賛した。阪神藤川球児監督(44)ら首脳陣が21日、開業が今年3月に迫る兵庫・尼崎市の新2軍施設「ゼロカーボンベースボールパーク」を視察した。前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)も初めて訪問。室内練習場、メイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」などを回り、最新鋭の施設に驚いた。
メイン球場は甲子園と近い部分が多い。同球場で主催の67試合中31試合がナイターで開催。1軍昇格へ鍛錬を積む絶好の環境だ。初視察となった藤川監督は「フェンス、ファウルグラウンドの距離感も全て甲子園と同じ。ナイター設備もありますから、いつ1軍に来ても滞りなくプレーできる。そういう意味では本当にメジャーに近い」と感激。「主体的に選手が動く、指示待ち人間にならない選手が出てくると、本当にトッププレーヤーが生まれると思います」と語った。
グラウンドで藤川監督と話し込んだ平田勝男2軍監督(65)も同様の観点で新施設を絶賛。「改めて素晴らしいね。待ち遠しい。1軍と同じような条件でできるっていうのは、すごくプラスですね」と話した。