ヤクルト丸山和郁外野手(25)が打撃フォーム改造で外野のレギュラーをつかみ取る。
昨季はさまざまな打撃フォームを試しながらの1年を過ごした。今季は軸となるフォームの構築を目指す。「しっかり1年間、自分の土台として今あるフォームで。対相手でタイミングをしっかり取っていきたい」。無駄な動きをそぎ落とし、軸がぶれずにコンタクト率を上げることを意識する。バットは寝かせ気味に構え、150キロ台の直球への対応力も高める。
外野は来日5年目となる助っ人サンタナ、左膝前十字靱帯(じんたい)損傷から復帰する塩見が2枠を埋める見通しで、残る1枠が競争となる。昨季は96試合出場の打率2割4分1厘だった。丸山和は「今まで以上にレギュラーをつかみ取るという気持ち」と強い決意でオフを過ごす。
打撃改造に好感触だけに、掲げる目標は高く設定する。「打率は3割2分、出塁率は4割を目指してやっていく。活躍するためには高いところを目指さないといけない。それができればチームの優勝も近づくかなと考えているので、ちょっと思い切った数字にしてみました」。大きく飛躍する4年目とする。