ウガンダ野球を支援する会(UGBAS)の公式Xは19日、ドジャースとマイナー契約を結んだジョセフ・デン投手(17)を紹介した。
同アカウントは日頃から日本語の投稿で選手を紹介。「本日、南スーダン出身のJoseph Deng Thon選手が南スーダン人として初めてMLB球団とマイナー契約を結びました」とつづり、13歳から17歳までのピッチング映像を公開した。また、「Deng選手はウガンダへの難民で、ウガンダで野球に触れてドジャースと契約するまでに至りました」と境遇を説明した。
13歳時は線が細いものの、長身から投げ下ろすピッチング。24年春の投球映像には「ホークスのトライアウトから帰ってきてすぐの映像。このとき既に148キロほどに達していたそうです」と添えられていた。24年にソフトバンクのトライアウトに参加したが、不合格だったという。
デン投手がドジャースと契約する過程も詳しく投稿。「ウガンダ中部に『Luweero』という野球が盛んな町があります。南スーダンから難民として流入したDeng選手はまず『Luweero』に住み、そこで野球を始めました。そしてその活躍を見たドジャースアカデミーからスカウトされました」と説明した。続けて「ドジャースは実際に選手を獲得するだけでなく、現地に大量の道具やユニホームを送ったり、大会も開いたりしているようです。ドジャースのおかげでウガンダの野球が発展しているのは紛れもない事実」とつづった。