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「これでは戦えない」大補強を続けオフシーズン独り勝ちのドジャースにカブスのオーナーが懸念


シカゴ・カブスのオーナー、トム・リケッツ氏は、ドジャースのような球団が圧倒的な資金力を用いて選手補強を行うことに懸念を示しました。リケッツ氏は、ドジャースの資金力はビジネスの成功から来ていると認めつつも、一部のチームがとんでもない資金を持つ現状では、公平な競争が困難であると述べました。カブスはカイル・タッカーとマシュー・ボイドを獲得するなどの補強を行いましたが、市場での動きは活発ではなく、地元ファンから資金をもっと使うようにとの不満が上がっています。リケッツ氏は、ファンの批判は理解できるが、カブスは他のトップ球団と同等の資金力を持っているわけではないと説明しています。

カブスオーナーのトム・リケッツ氏(2022年9月撮影)

カブスのトム・リケッツ・オーナーが、ドジャースの圧倒的な資金力によるオフシーズン独り勝ち状態に、懸念を示した。シカゴのスポーツ専門ラジオ局「670 The Score」の番組に19日(日本時間20日)、出演。

「ドジャースがはるかに大きな資金を持っているのは明らか。数年前から賢いビジネスをしてきたことによるものだろう。そのことに関して、ねたんでいるということはまったくない」としながらも「数チームがとんでもない資金を持ち戦力補強をする。これでは戦えない」と懸念を口にした。

鈴木誠也外野手(30)と今永昇太投手(31)が所属するカブスは今オフ、強打の右翼手カイル・タッカーをトレードで、先発左腕マシュー・ボイドをFAで獲得するなど補強を行ったが、それ以外は活発な動きはしていない。そのため地元ファンからは不満の声が上がっている。

同オーナーは「ファンが何でお金を使わないのだと批判するのは理解できる。彼らは、我々もドジャースやメッツやヤンキースのような資金を持っていて、それを使っていないだけと考えているのだろう。しかし、それは真実ではない」と話した。

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