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佐々木朗希、ドジャースにPPI恩恵も 新人王など条件クリアでドラフト有利に


佐々木朗希投手がロッテからポスティングシステムを通じてドジャース入りを決め、米専門誌ベースボール・アメリカによれば、PPI制度により球団に追加のドラフト指名権をもたらす可能性がある。PPI制度とは、トッププロスペクトがルーキーイヤーにMLB出場登録を満たし、新人王など特定の成果を上げた場合、翌年のドラフトで球団が追加の指名権を得るシステム。昨年はダイヤモンドバックスやオリオールズがこの制度により指名権を獲得した。佐々木は今月発表されるプロスペクトランキングでトップ100に入る見込みであり、PPI制度の対象となる可能性が高い。

佐々木朗希(2024年11月撮影)

ロッテからポスティングシステムを利用してドジャース入りを決めた佐々木朗希投手(23)が、「プロスペクト・プロモーション・インセンティブ(PPI)」制度により球団にドラフト指名権を追加でもたらす可能性があると18日、米専門誌ベースボール・アメリカ電子版が伝えた。

同制度では、メジャー経験がほぼないトッププロスペクトがルーキーの年にMLBの出場登録をフルシーズン満たし、さらにその選手が新人王に輝くなどの条件をクリアすれば、その翌年のドラフトで球団がPPI指名権を得られるというもの。昨年はダイヤモンドバックスがコービン・キャロル外野手、オリオールズはガナー・ヘンダーソン内野手の活躍により指名権を獲得している。なお、今月22日に発表される同誌のプロスペクトランキングでは佐々木がトップ100位以内に入っているという。

◆プロスペクト・プロモーション・インセンティブ(PPI) 球団がトッププロスペクトをメジャーに昇格させることでドラフト指名権を追加で得られる制度。ドラフトや国際アマチュアFAで入団した新人が対象で、ベースボール・アメリカ、MLB公式サイト、ESPNのプロスペクトランキングのいずれか2つでトップ100にランクされ、ルーキーの年にMLBの出場登録がフルシーズンに達した場合に対象となる。その選手が新人王か、年俸調停権取得前にサイ・ヤング賞かMVP投票で3位以内に入れば、その翌年のドラフトで所属球団がPPI指名権を得る。

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