阪神門別啓人投手(20)が今年初の鳴尾浜のブルペンで好感触を得た。捕手を立たせて直球を15球。「いい感じ。キャッチボールを通しても結構いい感じで投げられてるかなと思うんで、このままキャンプに入れれば」と状態の良さを披露した。
2年目の昨季は岡田前監督が秘密兵器に挙げ、先発での活躍が期待されたが、中継ぎも含めた登板5試合で2敗。ローテどころかプロ初勝利も遠かった。3年目の今季にかける闘志は熱く「(キャンプまでに)真っすぐの質や、球速も上げていきたい」と燃えている。
現状ではキャンプの1、2軍の振り分けは未定だが、昨年は初めて1軍発進した宜野座で完走。「(今年も)1軍スタートできた場合は最後までやりきれるように頑張っていきたい」。2月8日と9日には、1、2軍合同紅白戦(宜野座)が控える。藤川監督へのアピールを期し、さらに状態を上げていく。【林亮佑】