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【新潟】長谷川元希「初心に」新人時代の背番号41に変更しゴール&アシスト量産だ


J1新潟のMF長谷川元希は、宮崎キャンプで積極的なトレーニングを行い、新たなシーズンに向けて準備を進めている。長谷川は特に下半身の筋力強化に取り組み、持ち前の技術と融合させた力強いプレーを目指している。昨シーズンは右足の負傷を抱えながらも、公式戦39試合に出場し2得点の成績を残したが、より得点に直結するプレーの向上を目指している。今年は積極的に得点とアシストを狙う意欲を見せ、背番号を41に変更することで心機一転、創造性に富んだプレーでチームに貢献することを誓っている。長谷川は完全移籍で新潟に再契約し、J1での生き残りを目指し進化を続ける。

居残りでシュート練習する長谷川(撮影・小林忠)

J1新潟のMF長谷川元希(26)が、本領発揮に向けて準備を進める。17日、宮崎・西都市で行われているキャンプ5日目の練習に参加。午前のシュートゲームではキレのあるプレーを繰り返し、自主トレでも、ミドルレンジから強烈ショットでゴールネットを揺らした。オフは下半身の筋力アップに着手。強い体とアイデアあふれるプレーを融合させ、今季初実戦となる今日18日の、J3金沢との練習試合から輝きを放つ。

  ◇  ◇  ◇

覚醒の年にする。連日2部練習が続いた宮崎キャンプも、この日は午前だけ。「やっと5日目か…といった感じ」と宿舎で冗談交じりに話し始めた長谷川だったが、話題がサッカーになると表情は一変した。加入2年目のファンタジスタは「勝負の年。今年は積極的に狙っていく」とゴール&アシスト量産を誓う。

昨季は右足負傷による離脱がありながら、公式戦39試合に出場し2得点。自身初のJ1舞台でアイデアあふれるパスやドリブルで見る者を魅了した。「いい部分も悪い部分も含め、ある程度は感覚をつかめた」。一方で得点に直結するプレーが増えず、ふがいなさも感じた1年だった。

他を圧倒し、唯一無二の存在になるためには何が必要か-。自問自答を繰り返し、オフは地元・埼玉で例年より早く始動した。旧友とボールを蹴りながら、ジムと個人契約して下半身の肉体改造に着手した。「J1で生き残るため。技術を生かすためにも必要。継続していく」。抜群のサッカーセンスと強い体で変化、進化していく。

「何も成し遂げていない」。複数のクラブから獲得に興味を示された中、新潟と契約更新。迷いはなかった。さらに今季は「初心にかえる、ではないけど、しっくり来る」と背番号を14からプロ2年目までJ2甲府でつけた41に変更した。

愛着あるナンバーを背負って臨む、金沢との練習試合。「新加入選手ともつながりながら、いいアクションを起こしていきたい」。今季初実戦から、創造性あふれるプレーで違いを生み出していく。【小林忠】

◆長谷川元希(はせがわ・もとき)1998年(平10)12月10日生まれ、埼玉県出身。新座たけしのキッカーズ-J2大宮ジュニアユース-大宮ユース-法大-J2甲府。24年に新潟へ完全移籍で加入。J1通算33試合1得点。J2通算117試合22得点。ルヴァン杯は5試合1得点。天皇杯11試合。ACL5試合2得点。177センチ、70キロ。利き足は右。

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