日本ハム稲葉篤紀2軍監督(52)が17日、千葉・鎌ケ谷で取材に応じ、野球殿堂入りを果たした同郷のイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が結成した「KOBE CHIBEN」入りの可能性に言及した。
イチロー氏は現役引退後、自身の自主トレを手伝っていたメンバーを中心に「KOBE CHIBEN」を結成。21年から高校野球女子選抜と真剣勝負を挑んでいる。
22年からは松坂大輔氏(44=元レッドソックス)が参戦。昨年9月の同戦では、松井秀喜氏(50=ヤンキースGM特別アドバイザー)が初参戦し、守備で肉離れを起こしながらも本塁打を放った。イチロー氏は「エース」として、141球の力投で4年連続の完投勝利を果たした。
稲葉2軍監督はイチロー氏と同郷で親交が深く、中学時代まで同じバッティングセンターに通っていた。「KOBE CHIBEN」入りの可能性を問われると、笑いながら「いや、僕は入らないです。そもそも呼んでもらえないです」と、同監督らしく謙虚に答えた。
さらに、イチロー氏の女子野球選抜との真剣勝負を称賛。「あれは本当、真剣にやってるんでね。イチくんもすごい練習して、みんな本当真剣にやってるんで。あれは女子野球にしてみたらね、モチベーションとしてうれしいですよね」と語った。