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【中日】「エグッ」「消えた」ドラ1金丸夢斗が予定外の初ブルペン、捕手役吉田聖弥も驚きの投球


中日ドラゴンズのドラフト1位金丸夢斗投手が、ナゴヤ球場で初めてブルペン入りし、18球を投げた。計画にはなかった「初ブルペン」は自主トレの一環で、変化球の感覚養成を目的としたもの。この日、共にドラフト指名された吉田聖弥投手が金丸の投球を受け、「エグッ!」とその鋭さに驚愕した。金丸はカーブ、ストレート、チェンジアップを披露し、特にストレートの強さが吉田に印象を与えた。昨年に腰のケガを負っていたが、順調に回復しており、さらなる成長が期待される。金丸は「これからが重要」と語り、焦らずにステップアップを図る決意を述べた。

金丸夢斗(2025年1月11日撮影)

中日ドラフト1位金丸夢斗投手(21=関大)が15日、ナゴヤ球場屋内ブルペンに入り、初めてマウンドの傾斜を使って18球を投じた。

新人合同自主トレ第2クール初日に予定外の「初ブルペン」を披露した左腕は「吉田が傾斜を使って投げるというので、自分も確認しようかなと。遊び感覚で投げただけですが、変化球の感覚も養いたかった。感触はよかったです」と振り返った。

同じく初ブルペン入りしたドラフト2位吉田聖弥投手(22=西濃運輸)の捕手役を務めた後、入れ替わってマウンドへ。軽めの立ち投げレベルながら、ストレート、カーブ、チェンジアップを投げ、最後はやや力のこもったストレート。受けた吉田は思わず「エグッ!」と声をあげた。

合同自主トレ開始前に行ったキャッチボールで「カーブが消えた」と金丸カーブに驚いた。この日は「バン! ドン! という感じです。強いです。ボールが腕から飛び出てくる感じでした」と、吉田は金丸ストレートの特長を独特の言葉で表現した。

昨年5月に発症した腰の骨挫傷の影響を感じさせない初ブルペンにも、金丸は「まだまだこれからです。キャンプでしっかり投げられるように段階を踏んで焦らずにやっていきたい」とあくまで初期段階を強調。4球団競合左腕の本領は、これから徐々に発揮されることになりそうだ。

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