広島菊池涼介内野手(34)が15年以来10年ぶりとなる全試合出場へ意欲を示した。
14日、静岡市のちゅ~るスタジアム清水で自主トレを公開。中日田中ら新メンバーも参戦し、内野ノック中にも個々に惜しみなく助言を送った。14年目の今季へ向け「まずは143(試合)出られる体は持っておかないと。『出てやるぞ』という気持ちで、今年しっかり取り組んでいきます」と気合十分だ。
昨季は打率2割4分1厘にとどまり「打てなさすぎた」と自戒。原因として8月まではバットのヘッドが下がってしまっていたといい「僕はヘッドが落ちても上がってきて(ボールに)当たるのが特徴。9月はヘッドが立っているイメージだった」。9月以降は打率2割9分をマーク。いい感覚を維持しており「自主トレの入りはすごく良かった」と胸を張った。「個人がみんな打てば、点は入ると思う。その1人になれたら」。7年ぶりのV奪還へ、菊池の打棒は欠かせない。