<スペインリーグ:Rソシエダード1-0ビリャレアル>◇13日◇第19節◇レアル・アレーナ
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)がビリャレアル戦後、「こんな酷いことが起こったけど僕たちは勝つことができた」と試合日程に不満を漏らした。
久保は13日にホームで行われたスペインリーグ第19節ビリャレアル戦に先発し、いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーした。序盤からアクティブな動きを見せる中、後半6分にFWオヤルサバルの縦パスに反応し、ディフェンスライン裏に抜け出し、パレホに競り勝ってボールをキープし、そのままドリブルでペナルティーエリアに侵入。相手のキコ・フェメニアを股抜きでかわしてスーパーゴールを記録し、チームを1-0でリーグ戦3試合ぶりの勝利に導き、今季5度目のマッチMVPに選出された。
素晴らしい活躍を見せた久保が試合後に受けたインタビューのもようをスペイン紙アスが伝えている。
久保はその際、クラブが公式声明ですでに不満をあらわにしていた、月曜日午後9時開始というビリャレアル戦の試合日程に言及。「木曜日にまた試合(ラヨ・バリェカノ戦)があるのでインタビューは短めでお願いしたい。こんな酷いことが起こったけど僕たちは勝つことができた。月曜日夜9時の試合となると、僕ならおそらくスタジアムには来なかったと思うので、応援してくれたサポーターに感謝している」と寒空の中、駆けつけてくれたスタンドの観客にお礼を述べつつ、スペインリーグの決定に苦言を呈した。
久保はこの後、中2日の16日に国王杯4回戦(ラウンド16)を戦うが、対戦相手のラヨ・バリェカノは第19節セルタ戦を10日に終えており、Rソシエダードよりも休息期間が3日も長い。間違いなくRソシエダードよりも良好なフィジカルコンディションでこの一戦に臨める不平等な状況が、今回の発言につながったようだ。