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「単独のプレーで試合の結果を変えられる唯一の存在」 地元紙が久保建英をチームトップ評価


スペインリーグ第19節でレアル・ソシエダードの久保建英がビリャレアル相手に決勝ゴールを決め、試合のMVPに選ばれました。久保は後半6分にペナルティーエリアにドリブルで侵入し、決定的なシーンを作り出しました。このパフォーマンスを地元紙は賞賛し、彼をチームのスターと評しました。彼の今シーズンの成績は19試合で4得点となり、チームは欧州カップ戦出場を視野に入れています。次の試合は国王杯とリーグ戦が控えています。

久保建英(2024年5月撮影)

<スペインリーグ:Rソシエダード1-0ビリャレアル>◇13日◇第19節◇レアル・アレーナ

ビリャレアル戦でマッチMVPに輝いたレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)を、クラブの地元紙は高評価した。

Rソシエダードは13日にホームで行われたスペインリーグ第19節でビリャレアルと対戦した。久保は公式戦3試合ぶりに先発復帰し、立ち上がりから積極的にクロスを狙っていった。そして後半6分、オヤルサバルの前線へのフィードに反応し、パレホに競り勝ってボールを自分のものにするとそのままドリブルでペナルティーエリアに侵入。キコ・フェメニアを股抜きして決勝点を記録し、今季5度目のマッチMVPに輝いた。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは古巣相手に素晴らしいパフォーマンスを発揮した久保をチームMVPに挙げ、「ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)の偉大なスターであり、最も決定的な役割を果たせる選手。現在、流れと関係ない単独のプレーで試合の結果を変えられる唯一の存在となっている。彼がうまく機能してすべてを変えるまで、チャンスになりそうなシーンはなかった。後半、敵陣に走り込んでクオリティーの高い股抜きを披露し、クラック(名手)のフィニッシュワークで、今季最高のゴールのひとつを記録した。本当にすごい選手だ」と大絶賛し、チームトップタイの8点(最高10点)をつけた。

その他、ファインセーブでチームを救ったレミーロが久保に並ぶ8点。続いてエルストンド、アイエン・ムニョス、スビメンディが7点、アランブル、アゲルド、スチッチが6点、オヤルサバルが5点、ブライス・メンデス、セルヒオ・ゴメスが4点。途中出場のバレネチェア、パチェコ、オラサガスティ、パブロ・マリン、オスカルソンは採点なしとなった。

スペインリーグ前半戦を終えたRソシエダードの成績は19試合8勝4分け7敗の勝ち点28で7位と、来季の欧州カップ戦出場権獲得が視野に入っている。7試合ぶりにリーグ戦で得点を挙げた久保の成績は、19試合(先発14試合)、1277分出場、4得点0アシストとなっている。

Rソシエダードはこの後、中2日の過密日程が続き、16日に国王杯4回戦(ラウンド16)でラヨ・バリェカノとホーム、19日にスペインリーグ第20節でバレンシアとアウェーでそれぞれ対戦する。(高橋智行通信員)

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