J2北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレの代表取締役社長に就任する石屋製菓の石水創社長(42)が12日、沖縄・金武町でのキャンプを視察した。14日の株主総会を経て、正式に就任する予定。取材に応じ「(昨年12月の)広島戦後にいろいろ考えて、自分がやるしかないかなと思った。J2に降格したのはチャンス。あとは上がるだけなので」と覚悟を語った。昨年12月8日、ホームでの最終節柏レイソル戦後のセレモニーでのあいさつで、「来季は私が代表権を持ってコンサドーレを支えていきたい」と表明していた。
6期連続赤字の会社の経営に改革を進める。「いい時って『なんで変えるんだ』っていう反対意見が出るけど、悪い時は『変えないとダメ』という空気なので、いろんなことを変えられるチャンス」と前向きにとらえる。「J1に定着していれば社長になっていない」という。引き続き石屋製菓とサザエ食品の社長も務める。
現在代表取締役GMの三上大勝氏(53)はGM業に専念する。新社長は「GMとしては超一流ですから。日本一ですから。経営と強化って違うので」と兼任の難しさを理解し、チーム強化への手腕に期待を寄せる。