阪神育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL・徳島)は筋肉でも野球でもNO・1を目指す。
屈強な筋肉を生かした最速159キロの剛速球が魅力の右腕。ベンチプレスの重量は推定120~130キロとされるドジャース大谷を超える140キロを誇る。新人2位の嶋村は110キロで同期では断トツの数値だ。「体だけ見たら『野球できんのか』っていう体だと思われるんですけど」と照れ笑い。「そもそも野球のためのトレーニングなので、ウエート以外に瞬発系を入れたり、野球につながるようにやっています」。鍛え上げた筋肉はあくまで野球用だと、分厚い胸を張る。
球団公式YouTubeチャンネルの動画では、トレーニングに励むタンクトップ姿の工藤が話題となった。視聴したファンから「1人だけボディービルダーがいる」「工藤の体すごい」などとコメントがあふれ、本人は「僕も拝見したんですけど、なんかすごい盛り上がってますね」と笑顔で恐縮。次は本業でファンを驚かせる。【山崎健太】