オリックス山崎颯一郎投手(26)が「チャプマン流トレ」に好感触だ。昨秋の高知秋季キャンプ終了後、メジャー歴代最速105・8マイル(約170・3キロ)を誇るレッドソックス左腕チャプマンも取り入れる体幹トレを導入。同僚の宇田川と研究、実践を続けている。「めっちゃすごいですよ。やっていることがすごいというより、すごく丁寧にするんです。“流し”じゃなくて、あれくらいの選手でも丁寧にする。僕らみたいなぺーぺーはそれよりも意識してやらないと」。現在は数種類の体幹トレに挑戦中だという。
キャリアハイの53試合登板を果たした23年には当時の日本人球団最速となる160キロを計測した右腕。昨季はコンディション不良なども影響し、わずか7試合登板にとどまった。復活を期す今季、「チャプマン流トレ」から再びストレートの速さ、強さを取り戻したいところだ。「トレーニングをして勝手に(球速が)出れば理想ですけどね。勝手に球が速くなっていたら」とイメージ。妥協なきオフから自慢の剛速球を復調させる。【中島麗】