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【DeNA】南場智子オーナー「リアル、感動に対する渇きが強くなった」球団経営の思い明かす


DeNAの南場智子オーナーがラジオ番組に出演し、日本シリーズ連覇を目指すDeNAの未来について語りました。彼女は、景気を「曇りのち晴れ」と表現し、コロナ禍を乗り越えたことでリアルのエンタメに対する需要が高まったと指摘しました。DeNAは技術革新に強みを持ちつつ、本物の人間的な感動への渇望を満たすことが重要としています。また、スタジアムの枠を超えて都市開発と連携したエンタメ体験の拡大にも注力していることを述べました。南場オーナーは、伝統ある野球に対する敬意を示しつつ、20年以上ぶりの日本一の喜びを振り返り、次シーズンへの意欲を表明しました。

DeNA南場オーナー(2024年11月撮影)

DeNA南場智子オーナー(62)がニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」に出演。インタビューに応え、日本シリーズ連覇を目指すDeNAの未来や球団経営について語った。

25年の景気は「曇りのち晴れ」と回答。コロナ禍を経験し「コロナ前の景気までは完全に戻ってないと聞きますよね。ただ横浜スタジアムで分かるようにリアルのエンタメ、楽しみ、感動というものに対する乾きというのは、やはりコロナを経て非常に強くなったと思うんですよ」と語った。

昨季はリーグ3位から日本シリーズを制し、26年ぶりの日本一に輝いた。

「私たちの本業であるVRとかAIとかですね、コンピューターが人間に近づいてくる部分があって、そこを私たちは本業ですので経営では思う存分使いますけど、一方で消費者としてはより本物の人間的な感動への乾きも持っていると思うんですね。そこに応えているのが去年の野球の盛り上がりだったりすると思うんです。そこを大事にしていかないと、と思うんですね。景気という面ではリアルのエンタメというのも、1つの起爆剤になる可能性はありますね」

今後のスポーツコンテンツの見せ方については「もちろんARなどIT的な最先端も用いながら、1人で見ながらにして臨場感を、というのも延長線上にはあるんですけど、DeNAが注目しているのはスタジアムという空間からはみ出ていってですね」と説明。

「今は隣接する旧市庁舎街区の開発をしているんですけど、隣で試合してるんですけど、大きなビジョンで見ながら、スタジアムと連係するような、だけれどもちょっと違った楽しみ方をするような、そういった広がりもつくってます」と続けた。

DeNAは球界の伝統も重んじながら前に進んできた。「野球はありがたいことに、非常に素晴らしい歴史を持ったスポーツなんですよね。そこに対する敬意と感謝というのが大いにあります」と語った。日本一の美酒は「おいしかったです」と笑顔を見せながら「ただお祝いモードは1月5日で終わってまして、1月6日からは戦闘モードに切り替わってます。リーグ3位からリーグ1位へ、挑戦者として、今年は新たな挑戦をやります」と決意を示した。

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