FC東京は10日、本拠地の味の素スタジアムで、新体制発表会見を行った。
J2サガン鳥栖から期限付き移籍で加入したFWマルセロ・ヒアン(22)がシーズン15得点を目標に掲げた。
背番号19をつけて、東京でのシーズンが幕を開ける。長年エースとして君臨したディエゴ・オリヴェイラが昨季限りで現役を引退。その代役としての役割が求められる。
「ディエゴ・オリヴェイラ選手の後釜としてのプレッシャーはもちろん感じるし、理解もしている。そのなかで、プレーをできるうれしさもある。本当にディエゴ選手のような存在になりたいと思っています」
武器はスピードを生かした裏抜け、そしてパワーだ。昨季は最下位に沈んだサガン鳥栖で14得点を挙げた。今季は「去年の上なので15得点以上でしょうか」。サイドアタッカーを中心とした素早い攻撃を強みとするチームにもフィットする予感がある。「素晴らしいチームに加入させてもらってうれしく感謝しています。タイトルを目指して精いっぱい尽くしたい」と力強く意気込んだ。【佐藤成】