激戦のポジション争いに殴り込む。トレードでソフトバンクからDeNAに加入した三森大貴内野手（25）が10日、横浜市内の球団事務所で入団会見に出席。背番号はトレード相手の浜口が背負っていた「26」に決定し「前が13だったので2倍頑張りたい。（トレードと聞いて）びっくりはしましたけど、ここからまた頑張るぞという気持ちです」と気持ちを新たにした。
走攻守3拍子がそろっており、内外野守れるユーティリティー性も魅力。二塁を務めることが多かったが、新天地では二塁に牧、三塁に宮崎、一塁にオースティンと主力がズラリと並ぶ。それでも萩原チーム統括本部長は数年前から高く評価しており「層を厚くしてくれる存在で、今いるレギュラー陣も脅かされる。牧をも脅かしてくれて構わない。出来ることが多いので何をどうしていくかはこれから現場と話して考えていきたい」と期待した。
三森も競争を歓迎し「ポジションのこだわりはないので出られるところで貢献したい。新人の時のような緊張感と不安がありますけど、2月1日、しっかり動けるようにやっていきたい」と決意を込めた。リーグ屈指の強力打線を誇る日本シリーズ王者が、さらに野手陣の層を分厚く強化させた。【小早川宗一郎】
