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サラリーキャップ問題でバルサ2選手の登録を暫定的に認める声明、スーパー杯決勝戦は出場可能に


スペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)は、バルセロナの選手ダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録を暫定的に認めることを発表した。バルセロナは財政的な問題でサラリーキャップの制限に抵触し、両選手のライセンスが失効していた。クラブはCSDに関連文書を提出し、スポーツ法に基づく選手の権利を訴えた。この結果、選手が再登録されることになったが、これは暫定的な措置であり、スポーツ的・経済的損害を避けるためのものであるとCSDは説明した。最終的な決定までには時間がかかる見通しで、両選手は次の試合から出場可能となった。

スペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)は8日までに、バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認める公式声明を発表した。

ダニ・オルモとパウ・ビクトルはこれまで、バルセロナが慢性的な財政難によるサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や年俸などの限度額)の問題を昨年12月31日までに解決しなかったことで、1月1日より選手ライセンスが失効した状態にあった。

バルセロナはこの状況を覆すため、CSDに52ページに及ぶ文書および60以上の関連書類を提出して訴えたところ、それらが精査されて暫定的に選手登録が認められる形となった。

CSDは公式声明の中で、「この措置はクラブと前述の選手たちが申し立てた控えが最終的に解決されるまでの暫定的なもの」と伝えた。その一方、バルセロナの訴えを一時的に認めた理由については、「スポーツ法第27条に基づき、プロスポーツ選手はその潜在能力に応じて、あらゆる保証と確実性をもってスポーツキャリアを積む権利を有している」と説明。そして、「この暫定措置を採択しなかった場合、クラブ、そして何よりも選手たちに深刻な経済的・スポーツ的損害を与えることになる。これはスペイン代表だけでなく、スペインリーグを含む他の国内大会の利益にも損害を与える可能性がある」と主張した。

この公式声明が発表されたのは8日にサウジアラビアで行われたスペイン・スーパーカップ準決勝ビルバオ戦の直前だったが、選手ライセンスが暫定的に認められるのは翌9日からのため、2人とも出場できなかった。一方、チームが2-0で勝利したため、12日開催の決勝戦には参加可能となっている。

いずれにしてもこの措置は暫定的なものであり、最終的な決定が出るまでには数カ月かかる可能性があるとスペイン紙アスは伝えている。(高橋智行通信員)

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