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【ヤクルト】182センチ87キロのドラ2モイセエフ「オーラも感じた」村上宗隆の分厚い肉体に圧倒


ヤクルトのドラフト2位、モイセエフ・ニキータ外野手(18)が新人合同自主トレの初日に参加し、村上選手との初対面に感銘を受けた。彼はロシア人の両親を持ち、高校時代から体格に恵まれているが、プロの世界で活躍するためにはさらに大きく強靭な体が必要だと実感した。プロ生活の始まりを新鮮な気持ちで迎え、体づくりと野球技術の向上を誓いながら、キャンプへの準備を進める決意を述べた。また、高津監督から「毎日が競争」との訓示を受け、プロ意識を新たにした。スラッガーとして成長するための道を歩む覚悟を見せている。

取材に応じるヤクルトドラフト2位の豊川・モイセエフ(撮影・滝沢徹郎)

最高水準を全身で感じ取った。ヤクルトのドラフト2位モイセエフ・ニキータ外野手(18=豊川)が新人合同自主トレ初日となった8日、村上と初対面した。練習前、右肘手術のリハビリに励む主砲と選手寮のロッカールームで対面。あいさつを交わし、その別格の分厚い肉体に圧倒された。「ほんとに体も大きいですし、オーラも感じました」と胸が高鳴った。

ロシア人の両親を持つモイセエフは身長182センチ、体重87キロ。高校生離れした重厚な肉体で、昨年のセンバツでは低反発の新基準バットの第1号本塁打を放った。高校とプロ。すべてのレベルが段違いに変わる。プロ第1歩の練習で、最高の生きる教材と出会い「これまでの自分の価値観での体が大きいと、プロの体の大きいは違った。そういうところを目指さないと活躍できないんだと思いました。自分もあれほど大きい体で動ける体をつくっていきたい」。脳裏に刻まれ、目指すべき姿となった。

視察に訪れた高津監督からは訓示を受けた。指揮官の「1年生でありますけど、毎年が勝負、そして毎日が競争」の言葉にうなずいた。初日はキャッチボール、ノックで汗を流し、「新鮮な気持ち。けがをしない体作りを重点的にやって行く中で、野球の面でもレベルアップしてキャンプに入れるように」と始動した。

両手にはマメができている。「変わらず振っている感じです」と振り込んで備えてきた。最強スラッガーの道を追っていく。【上田悠太】

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