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【日本ハム】投打で期待のドラ1柴田獅子、波乱の入寮劇には続きがあった「不安でした」


日本ハムのドラフト1位指名を受けた柴田獅子投手は、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレで初日を迎えました。高校時代には19本のホームランを記録した期待の新星ですが、到着予定だったバットが届かず打撃練習は実施できずに終わりました。福岡からの移動中にも道に迷い、計画が乱れるなど、トラブルが続いた様子です。しかし、最速149キロの右腕を持つ柴田は、投手としてのメニューを優先する意欲を見せ、バットが届かなかった場合には投手専念の意向も示しています。未完の大器である彼は体調管理を優先し、無事にキャンプに合流しました。

日本ハム勇翔寮に入寮し、マスコットのC・Bと投球動作でたこあげのポーズをとる柴田(撮影・浅見桂子)

投打で期待される日本ハムのドラフト1位柴田獅子(れお)投手(18=福岡大大濠)が8日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレ初日を「ワケあり」の投手一本で終えた。最速149キロ右腕は約20メートルの軽いキャッチボールなどを消化。打撃練習も予定したが、柴田がバットを持つことはなかった。高校通算19本塁打の逸材は寂しげに「バットがなかったので。届いてなかったです…」とこぼした。

ドタバタ劇は続いていた。6日に地元福岡から入寮。羽田空港から電車移動の予定も、空港内を30分さまよい、タクシーでそのまま勇翔寮へ飛び込んだ。一段落かと思いきや、同日にメーカーから届くはずのバットなどが未着。「不安でした。グローブとかは全部届いたんですけど、(打撃用)手袋とかもなくて…」と、何らかの手違いがあった模様だが、「バットが届かなかったら、ピッチャーできるので」と、野球少年のように目を輝かせた。

暑がりだという未完の大器は「迷いなくいきました」と、真冬にまさかの半袖。まず投手としてのメニューが優先となるが、徐々に打撃も取りかかる。練習終了間際にバットも無事“入寮”。「まずはケガをしないように」と、柴田がじっくり大成する。【黒須亮】

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