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【神戸】新加入の本山遥が“復帰”初練習「現実なのかなと思う部分もある」


今季、ファジアーノ岡山からヴィッセル神戸に移籍したDF本山遥(25)が、神戸での初練習に参加し、軽快な動きを見せた。彼は神戸U-18の出身であり、かつての同期と共に練習を行った。本山は関学大卒業後、岡山での活躍を経て97試合に出場し、3ゴールを記録。昨年、岡山をJ1初昇格に導くゴールも決めた。彼は神戸への移籍を「2連覇している日本で最強のクラブへの挑戦」として捉え、これを見逃すことは防御に入ることだと語った。また、彼はポジションに関して柔軟な姿勢を示し、「どの位置でも全力でプレーしたい」と宣言している。目指すは最強チームでのレギュラー確保。

始動日の練習でボールを追う神戸新加入のDF本山遥(撮影・永田淳)

今季ファジアーノ岡山からヴィッセル神戸に加入したDF本山遥(25)が、U-18までプレーした神戸での初練習に参加し、軽快な動きを披露した。

8日は神戸市内のいぶきの森球技場で今季初練習。分けられたグループでは神戸U-18で同期だったMF佐々木大樹(25)と一緒になり、ともにメニューをこなした。

練習を終えた本山は「感慨深いというか、まだちょっと現実なのかなと思う部分もある」と笑顔で慣れ親しんだいぶきの森でのプレーを振り返った。

22年に関学大から当時J2の岡山に加入し、昨季までの3シーズンで97試合出場3得点を記録。昨年12月7日のJ1昇格プレーオフでは鮮やかなゴールを決めて、岡山をJ1初昇格に導いた。クラブ初のJ1を戦うことも魅力的な挑戦だったというが、神戸からの誘いはそれ以上のものだと感じた。「2連覇している日本で1番強いクラブに来られるチャンスがあって、それを選ばないというのは、挑戦より守りに入っていると思った。1度逃したら次いつ来るかは誰にも保証できないので、来るしかないと思った」。U-18からトップへの昇格がかなわず、関学大卒業時にも声はかからなかったクラブへの“復帰”への強い思いを語った。

「ポジションへのこだわりは強くない」と、求められるならどの位置でも挑戦していく考え。「サイドバックで考えられていると思うので、自分の特長をしっかり出せれば。どこのポジションでも全力でやりたい」と最強チームでの定位置獲得に意欲を見せた。【永田淳】

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