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【町田】黒田監督「何かしらのタイトルを取りたい」就任3年目、昨年以上に結果にこだわる


FC町田ゼルビアは、2025年の本格的な練習を町田市で開始しました。黒田剛監督がサポーターに新年の挨拶を行い、目標として「5位以上の成績とタイトルの獲得」を掲げ、選手とスタッフが一丸となって努力すると誓いました。昨季3位という結果を受け、今年も更なる高みを目指し、特にACL出場やタイトル獲得に挑戦します。チームには元日本代表の選手など、新たな実力派選手が加入し、選手層が強化されています。開幕戦は2月16日に迫っており、昨季2位の広島をホームで迎え撃つ予定です。今後、町田市での練習を経て、沖縄でキャンプを行い、チームの強化を図ります。

町田の始動日に集まったサポーターに向けて新年のあいさつを行う黒田剛監督

FC町田ゼルビアは8日、東京・町田市で2025年の練習始めを行った。トレーニングを前に就任3年目となった黒田剛監督(54)が拡声器を手に、集まったサポーターに向けてあいさつ。そこで早速、タイトル獲得を約束した。

「今年も5位以上は目指しますし、何か1つ大きなタイトルを持ち帰ってくることを目標とし、選手、スタッフみんなが一丸となって昨年以上の結果にこだわり、取り組みにこだわり、大きな希望と感動をもたらすことができるように精いっぱい頑張っていきます」

約1時間半の練習は温かな晴天という気候も手伝い、どの選手も額に汗をにじませながらフィジカルメニューやボール回しに取り組んだ。

初日を終えての感想を問われると、黒田監督は「まじめに取り組んでくれる選手が来てくれたと思っている。町田のカラーというのか、我々のチーム作りっていうものを求めて、ここにフィットすると自分で感じて来てくれる選手たちが増えてきた。この2年間で我々が町田らしさとうまく作り上げてきた部分に対する評価だと思う」と満足そうに話した。

横浜から元日本代表FW西村拓真、神戸からDF菊池流帆、札幌からDF岡村大八、福岡からMF前寛之ら実力派選手が新加入。FW相馬勇紀、デューク、オ・セフン、DF昌子源、中山雄太、望月ヘンリー海輝、GK谷晃生ら代表レベルの選手も多く残っており、選手層は確実に厚くなっている。

昨季はリーグ最終盤まで優勝を争っての3位だった。「それ以下の設定はできないシチュエーションというのもある」と断った上で、「まずは最低ラインとして(リーグ)5位以上は絶対に確保したいし、そして何かしらかのタイトルも取りたい。あとはACLというチャンスもあるので、そこでもきちっとあらゆるメンバーがどこで出ようと、しっかり町田のサッカーを志向できるようにという形での選手層も含め、強化を図っていきたい」と口にした。

開幕戦は2月16日、ホームに昨季2敗を喫している2位の広島を迎える。厳しい相手との初戦となるが、黒田監督は「我々のモチベーションを上げるにはもってこいの相手だと思う。去年勝ててない相手だから胸を借りるつもりで。ホームでファン・サポーターの期待もあるので、本当に新生町田の強さっていうものをしっかりと発揮できるように、キャンプから強化に取り組んでいきたい」と力強く話した。

今週は町田市の練習場で体を動かし、12日から沖縄・名護キャンプに入る。

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