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【C大阪】山田寛人のJ2鳥栖移籍を正式発表「新たな場所で選手の価値を高められるように」


C大阪に10年間所属し、J1川崎フロンターレの無敗記録をストップさせる活躍を見せたFW山田寛人が、サガン鳥栖に完全移籍した。彼は2022年に公式戦20試合で4得点を記録し、その年が最も充実したシーズンとなった。しかし、2024年は公式戦で無得点に終わった。彼の前向きな態度と精神力は、同じくC大阪から鳥栖に移った監督にも高く評価された。山田は恩師の下でJ1復帰を目指し、新たな挑戦を始める。移籍について、彼は感謝の意を述べた。

C大阪から鳥栖に移籍する山田(24年10月撮影)

セレッソ大阪は7日、FW山田寛人(24)がJ2サガン鳥栖に完全移籍することを正式発表した。

C大阪U-18(ユース)からトップに昇格し、3度の期限付き移籍期間を含めてクラブには、計10年間在籍した。

リーグ戦で20試合4得点の成績を残した22年が最も充実した1年になり、J1記録に並んでいた川崎フロンターレのホーム無敗記録を25試合でストップさせるゴールや、ガンバ大阪戦ではスルーパスに抜け出しての同点ゴールを決めた。

ルヴァン杯準々決勝川崎F戦では、ラストプレーで同点弾をマークしてベスト4進出の立役者にもなった。確かな技術に加え、勝負強さも光ったストライカーだった。

ただ、24年は公式戦無得点に終わり、結果を残せなかった。それでも前向きな練習態度、折れない精神力は、今季から同じくC大阪から鳥栖に移る小菊昭雄監督(49)の評価も高かった。鳥栖では恩師の下、J1復帰のためのゴール量産を目指すことになる。

183センチの典型的なセンターFWで、J1通算67試合6得点の実績を誇る山田は、クラブを通じて「ユースの時から約10年間お世話になりました。中学3年生の時にセレッソに入る決断をしていなかったら、自分はプロになれてなかったと本気で思います。夢をかなえてくれたC大阪に感謝の気持ちしかありません。新たな場所で、サッカー選手としての価値を高められるように、チームは違いますけどこのクラブの出身選手として誇りを持って、これからも頑張っていきます」などとコメントした。

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