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榊原コミッショナー「セ、パでルールが違うのはノーマルな状態ではない」セのDH制導入に私見


日本プロ野球(NPB)の榊原定征コミッショナーは、セ・リーグへの指名打者(DH)制導入について、具体的な導入時期は未定であると述べつつ、継続的な議論が行われていることを明かした。榊原コミッショナーは、「50年以上にわたりセ・リーグとパ・リーグのルールが異なるのは、ノーマルな状態ではない」とし、DH制の利点・欠点を考慮しながら問題意識を持つと発言した。また、メジャーリーグのナショナルリーグがDH制を採用した流れに触れ、スローガンの一環としての導入の可能性を示唆した。即座の改正はないが、リーグのルール統一に対する考えを示した。

NPBの榊原定征コミッショナー(2024年11月撮影)

プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が6日、セ・リーグへのDH制導入について私見を述べた。

日本野球機構(NPB)の仕事始めにあたり、報道陣に新年の抱負などを語った。

就任直後の23年1月に行われた12球団監督会議で、榊原コミッショナーは「引き分けでファンが納得するのか」「セ・リーグのDH制はどうか」と問題提起。引き分けについては、今季から2軍戦で試験導入される。そこで、セ・リーグへのDH制導入について問われると「DH制については以前から議論があって、これもいろんな議論をしているということだけ申し上げておきます。今、いつからどうするということはないんですけど、ひとつの課題だと思っています」と話した。

即座の改正はないとしても「50何年も、セ・リーグとパ・リーグがルールが違うというのは、まあ、ノーマルな状態ではないなと思っています。(DH制には)いい点、悪い点があるわけで、それをどうするかというのは今後の課題。問題意識は持っていますけどね。やっぱりDH制がいいという人もいれば、9人制が面白いという人もいて、ファンもいろんな意見があると思うんですけど、これをどういうふうに整理していくかという問題ですね」と問題意識を示した。

さらに「メジャーリーグも、ナショナルの方も、両方ともDH制になりましたけどね。すう勢としてはそういう方向であることは間違いない」と続けた。

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