メッツをFAとなっている藤浪晋太郎投手(30)が5日、自身のインスタグラムで母校の大阪桐蔭での自主トレを公開した。
藤浪は同級生のロッテ沢田とキャッチボールする写真をアップ。続けて恩師の西谷浩一監督(55)を中心に、同じく同級生で21年から福井工大福井の監督を務める白水健太さん、12年センバツで4番に座った小池裕也さんを加えた記念写真を公開した。
さらに藤浪は、ライトポールからフェンスを沿ってレフトポールまで走る「PP」で追い込み。橋本翔太郎コーチにタイムを計ってもらいながら激走し、「このあと酸欠の海に沈みました」と走り込んだ。藤浪の「PP」タイムは45秒だったようで、「桐蔭グラウンドのPP45秒は現役高校生でも速い方」と、メジャーリーガーの実力を見せつけた。
藤浪はこの日、今季の去就について「まだですね」と話した。
今オフはプエルトリコでのウインターリーグに参加。6試合に登板し0勝1敗。20回2/3を投げ24奪三振、防御率3・05。防御率はリーグ8位、奪三振は同4位タイだった。ウインターミーティング中には代理人ボラス氏が「複数球団から問い合わせを受けた」と明かしており、メジャー球団にアピールしたい藤浪にとっては、充実したウインターリーグ参戦となった。
藤浪は大阪桐蔭時代、1学年下の森友哉捕手(オリックス)とのバッテリーで12年に春夏連覇を達成。センバツ1回戦では大谷翔平(ドジャース)を擁する花巻東を下した。沢田は藤浪の控えで背番号「10」。卒業後は立大を経て16年ドラフト8位でオリックスへ入団した。甲子園では「6番中堅」だった白水さんは卒業後は同大へ進学。BC石川でプレーを続け、21年に26歳の若さで監督に就任した。小池さんは関大でプレーした。