レアル・ソシエダードは4日、ナイジェリア代表FWサディク(27)の期限付き移籍でバレンシアと合意したことを発表した。契約期間は今季終了までの半年間となっている。
サディクは今季、Rソシエダードで出番が失われていたため、今冬の移籍市場で環境を変えることをクラブに直訴していた。その候補としてセビリアやヘタフェが挙がる中、降格圏の19位に低迷するバレンシア行きが決定した。
クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの契約に関して、1000万ユーロ(約16億円)の買い取りオプションが付帯していると伝えている。
サディクは22年夏にクラブ史上の最高額となる移籍金2000万ユーロ(約33億円)でRソシエダードに入団し、契約が28年まで残る。今季ここまで、スペインリーグ7試合に出場するも、得点、アシストともに1度もなし。欧州リーグでは3試合に出場し、1アシストを記録している。(高橋智行通信員)