ヤクルトのドラフト1位愛知工大・中村優斗投手(21)が1軍キャンプに内定した。即戦力の最速160キロ右腕について、高津監督が「そのつもりですね。そうなってくれないとね」と2月1日から沖縄・浦添でスタートする春季キャンプで1軍に同行させる意向を示した。
先発ローテーションの一角として立場をつかむことが期待される。24年のチーム最多の投球回数は吉村の138回1/3で、規定に到達した投手がいなかった。3年ぶりリーグ制覇に向けては、先発陣の立て直しが重要なポイントなる。ドラフト1位右腕について、高津監督は「理想では先発で投げてほしいと思っている」とまずは先発ローテの枠を競わせる。その上で「あまり固定して考えるのも1年生のルーキーにはしんどい。フラットに一番いいところではまるか探していきたい」と先発に固執はせず、起用法を模索する。
中村優は6日に入寮予定で、新人合同自主トレをスタートする。「慣れていくことが一番大事なことだと思う。体調もそうですけど、簡単そうで難しい。そういう環境はしっかりつくっていきたい」と指揮官。才能開花を後押しできるよう目を配る。【上田悠太】