楽天から自由契約となっていた田中将大投手(36)が25日、都内のホテルで巨人の入団会見に臨んだ。吉村禎章編成本部長(61)、阿部慎之助監督(45)も出席。背番号は「11」に決まった。
田中将の入団会見での一問一答は以下の通り
-背番号「11」に対する思い
ご提示をいただいて、その中で11という数字を聞いた時にですね。僕も子供の頃ジャイアンツファンで、斎藤雅樹さんが投げている姿を見て、すごく好きな投手だったので、真っ先にその斎藤雅樹さんが思い浮かんでですね。これも何かの縁なのかなっていう風に勝手に思って、11番でプレーさせていただくことになりました。
-楽天退団時に体の状態がいいと。今の状態は
あれからちょうど1カ月ぐらいですか。たちますけども、コンディションはその時よりも僕はいいというふうに感じています。
-日米通算200勝に対する思い
ここ数年ずっと聞かれて、ずっと答えて、ずっと達成できてないので、いいかげんクリアしたいなっていう気持ちですけども。そんな自分に対してもフラストレーションたまるし、一気に何個も勝てるわけじゃないので、まずは先発ローテーションに入っていけるように。競争に勝っていかないといけないと思いますし、そこからですね、まずは。
-(阿部監督へ)特にどの要素をチームに注入してほしいか
もう注入しなくても、その投げてる姿だったり、そういうのを見てくれれば若い選手が何か感じるはずだと思いますので。それだけで十分です。
-交渉の過程で、阿部監督から受けた印象的な言葉は
阿部監督が取りたいというふうに言っていただいてるっていうことを聞いていました。そこだけです。
-移籍を機に野球へのスタイルの変化は
チームは変わりますけども、自分の投球だったり、そういうものを常により良くしていきたい、改善していきたいっていう思いでやっていて。このオフもさまざまなことを取り組んでいてですね。なので、何かチームが変わったから、リーグが変わったからっていうよりは、今取り組んでいることを形としてやっていた中で、また環境も変わってコーチだったり周りの選手、若い選手から学ぶこともたくさんあるので。まずはやはり練習とかを一緒にしてですね、僕もいろいろ吸収して、また変化していけたらなというふうには思ってます。
-阿部監督に対する印象
これからしっかり勉強したいと思います。ですが、現役時代に対戦を実際にしたこともありますし。やはり捕手の方なので、見ている景色というか考えられていることは、周りよりもたけているんだろうなというふうに勝手に思っております。
-楽天への思い
イーグルスで11年プレーをして、たくさんのイーグルスファンの方々に支えていただきましたし。こういう形でチームを去ることになりましたけども、感謝の気持ちっていうものはこれからも変わりませんし、大きく育てていただいたので。イーグルスの田中将大ではなくなりましたけども、これからも田中将大のことを変わらず応援していただきたいなというふうにも思いますし。これからのプレーする姿っていうのも、しっかりと東北の皆さん、イーグルスファンの皆さんに届けられるように、しっかりと頑張らないといけないなというふうに思います。